夜も深くない時間


久しぶりに家の明かりが見られると


読み進めてない本を片手に電車に乗る


おっさんが私の前に立った


かわってやってもいいが、こんな浅い時間からご機嫌な野郎にかわる義理もないし、まして席も空いている


つり革につかまりながら、ニヤニヤ、ニヤニヤ、訳のわからん事をムニャムニャムニャムニャ


電車の揺れ以上に、つり革を支点としてグラングランと揺れている


彼が子供で私が親なら、間違いなく「電車の中ではじっとしなさい!」と叱っている事は間違いない


でもやけに楽しげで、吐く気配も無い、気にしない気にしない!


折角読もうと思っていた本も集中出来ない


季節の匂いも変わりそうな夜の電車は楽しい


おっさんらは楽しげに、右に左に揺られ揺られて半回転


僕が席を立つなり、ニャリと笑いすっと座った


きっといい夢見て終点までの旅に出た





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